セピエンスは、内因性のセピアプテリンと同一の化学構造を有する、フェニルケトン尿症(PKU)治療薬です。
- セピエンスは、体内で産生されるセピアプテリンと同一の構造を有します。
- セピアプテリンは、フェニルアラニン(Phe)の代謝に関わるフェニルアラニン水酸化酵素(PAH)の補酵素であるテトラヒドロビオプテリン(BH4)の前駆体です。
PAH:フェニルアラニン水酸化酵素
セピエンスは、PAHの活性を高めることにより、PKU患者の血中Phe濃度を低下させます。
- セピエンスは、速やかに細胞内に取り込まれてPAHの補酵素であるBH4に変換されます。それにより、PAHの活性を高め、血中Phe濃度を低下させます。
BH4:テトラヒドロビオプテリン
-1 セピエンスを14日間投与し、血中Phe濃度が30%低下した患者割合は66%(103例/156例)でした。
APHENITY試験(PKU患者を対象とした海外第Ⅲ相試験)1,2)
- セピエンス14日間投与後のPhe低下率が30%以上の患者(主要解析対象集団)は全体の66%(103例)、15%以上の患者(最大の解析対象集団)は全体の73%(114例)でした。
- 主要解析対象集団又は最大の解析対象集団のいずれにおいても、プラセボ群(それぞれ49例、54例)と比べてセピエンス群(49例、56例)*1で血中Phe濃度のベースラインからの平均変化量*2が有意に大きく、セピエンス群の優越性が検証されました(いずれの集団もp<0.0001、MMRM*3、検証的解析結果)。
- 血中Phe濃度のベースラインからの平均変化量は、主要解析対象集団ではセピエンス群で-410.1μmol/L、プラセボ群で-16.2μmol/L、最大の解析対象集団ではセピエンス群で-364.8μmol/L、プラセボ群で-26.3μmol/Lでした。
-2 平均血中Phe濃度が360μmol/L未満に維持された患者集団において、セピエンス26週投与により、食事性Phe摂取量がベースライン時の28.5mg/kg/日から投与26週目の63.5mg/kg/日に増加しました。
APHENITY延長試験(日本人を含むPKU患者を対象とした国際共同第Ⅲ相試験)3)
- セピエンス投与により平均血中Phe濃度を日本のガイドライン4)で推奨されている360μmol/L未満に維持された患者集団において、食事性Phe摂取評価を行った結果、食事性Phe摂取量はベースライン時の28.5mg/kg/日から投与26週目の63.5mg/kg/日まで増加しました(Phe摂取量の調整アルゴリズムに基づく)。
セピエンスは、新生児から成人まで投与可能な、1日1回投与の経口顆粒剤です。
- 通常、1日1回60mg/kgの混合液*4として食後又は食事とともに服用します。2歳未満の小児は年齢別1日投与量にしたがって服用します。
- APHENITY試験及び延長試験において、0.2歳から61歳までのPKU患者を対象に安全性と有効性が検討されました。
安全性
- 主な副作用(5〜10%未満に発現)として、下痢、変色便、頭痛が報告されています。
- 電子化された添付文書(電子添文)の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。